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丸上模型
戦後激動の中、昭和22年、抑留先から帰国した先代が、菓子類の販売、ゴム動力模型飛行機、学校教材の取扱店として「丸上商店」を創業。(業界史によると昭和24年当時、模型取扱店は県内で4店舗)
昭和30年代に入り、海外製品が輸入される中、日本でも「プラスチックモデル」のメーカーが誕生、国産品が市場に送られようになる。当時はまだ「プラモデル」を取り扱う業者はほとんど無く、当店は、関東でも数少ない取扱店だった。
当代に代わり、倉庫の片隅にあった帆船模型は、某プラモデルメーカーに寄贈され、今も博物館に展示されている。今般、先代の築いた大手町(旧中城町)の店舗を後にし、8月より真鍋町にて新装開店。
永年お世話になった皆さまをはじめ、引続きのご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
プラモデルで埋め尽くされる店内の奥には一見無口そうな店主がいる。カウンターには見るからに古そうなプラモデルがあり、値札の隅には絶版の文字が書かれている物もある。訪ねてみると、「昭和40年代~50年代のものもある」「この頃の物は金型が傷んでおり再販の目途が立たないだろうなぁ」「メーカーによってはあえて絶版とうたった後、再販と称し…」等々。
話し出すと止まらないおしゃべり好きな笑顔の素敵なおじさんでした。