労働保険事務
◇労災保険とは
労働者が業務上の事由又は通勤によって負傷したり、病気に見舞われたり、あるいは不幸にも死亡された場合に被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うものです。
労災給付の種類には、療養給付 休業給付 傷病年金 障害年金 遺族給付 介護給付 葬祭料給付などがあり、掛金は事業主と従業員との折半で負担することとなっています。
◇雇用保険とは
労働者が失業した場合や、労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、再就職を促進するための必要な給付(失業等給付)を行うものです。
失業等給付の種類には、求職者給付 就職促進給付 教育訓練給付 雇用継続給付があり、掛金は事業主が全額負担することとなっています。
これら2つの保険を合わせ、労働保険と呼ばれております。
◇労働保険事務組合とは
労働保険事務組合とは、厚生労働大臣の許可のもと、事業主が行うべき労働保険の事務処理について、事務受託を請負う団体のことで、土浦商工会議所もこの認可を受けています。
◇労働保険事務組合ができる事務の範囲
1)概算保険料・確定保険料の申告及び納付
2)保険関係成立届・雇用保険の事業所設置届け等の提出
3)労災保険の特別加入の申請等に関する事務
4)雇用保険の被保険者に関する届出等の事務
5)その他、労働保険についての申請・届出・報告に関する事務
※印紙保険料に関する事務、並びに労災保険及び雇用保険の保険給付に関する請求等の事務は除かれます。
◇労働保険事務委託手数料について
労働保険 概算保険料×5%
雇用保険 3,300円(基本料)+(330円×従業員数)
*消費税10%込